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きらりの思ったコト 人間観察 男と女の矛盾 etc.
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きらり
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女性
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フツーに会社員?
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人間観察
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Mくんが沖縄へ行く決意をする前、また電話してきて、「オレって大学関西だったから、やっぱ東京の女は合わないみたい。関西の女の子の友達いないの?」と聞いてきた。

ちょうど、会社の関西人の子が、彼氏欲しいと言っていたので、Mくんと会ってみないか聞いたところ、「関西の話できそうやね。いいでー」と言うので、セッティングした。CとはうまくいかなかったMくんだが、関西人Tちゃんとは気が合うかもしれない…。


MくんとTちゃんの仲に入るのは前回で学習したので、2人で連絡を取り合って、約束するように伝えた。


ここからがMくんのすごいところで、待ち合わせの場所はスクールの最寄り駅、そしてTちゃんと2人でいるところを見せ付けるつもりなのか、Cが仕事が終わる時間帯に、スクールのあたりを散歩と称してウロついたらしい…。

Tちゃんレポートによると、まずお茶でも飲もうとなって、ドトールへ。そしてTちゃんの飲みたいものも聞かず、いきなりカウンターで「本日のコーヒー(180円)2つ」と注文。さらにTちゃんがお金を出そうとしたら、「ええからええから」と変なアクセントの関西弁で断ったらしい。そしてだいぶ恩着せがましかったらしい。

その後、プロントだかイタリアントマトだかなんだかチェーン系の安いパスタを食べ、最後に散歩と称したCへの威嚇行動。


情けない……。


Tちゃんも、「別に良くも悪くもどうにも思わんかった。ただつまらんし、せこいな~思っただけや。」と言っていた。

Mくん、知れば知るほどあなたを見損なっていきます…。こんな28歳、いますか。


今頃沖縄の離島にいるのかなぁ…。どうしてるんだろ?



長く続いたMくんの話も今回が最終回だが、きらりが得た教訓は…

「人間、年じゃない、経験値だ」

特にMくんのように社会人経験があまりない人だと、仕事でうまく周りとやってけなかったり、バングラでデビューしちゃって、「女の子ってこうだよね」と思い込みで行動してしまったり。こういうのは何もオトコに限ったことじゃないかもしれないけど。

それから…

「人の恋路に口出すヤツは馬に蹴られて死んじまえ」…だっけ?もうおせっかいは焼かないほうがいいなと思った。
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後日、Cに聞いた話によると、スクールでのMの態度は日増しにひどくなり、ついにはCが仕事で必要なことを話かけても無視するようになったそうだ。Mくん、小さい、小さいよ…。

Cは「ホラ、やっぱ付き合わなくてよかったでしょ?」と勝ち誇ったように言ってきた。


あのジョナサン事件から1月後、Mくんはスクールを辞めた。Mくんは電話で、沖縄の離島で英語教師をするから、もう東京には戻って来ないつもりだと言った。

そして、「最後だから言うけど、きらりがCのことを諦めろっていうことを言いたいんだな~というのは薄々気づいていたけど、きらりがオレのことを好きだから、Cにヤキモチやいて意地悪言ってたんだよな?」と言われた。


これには、眠っている時に震度7くらいの地震が起きたくらいビックリした。Mくん、あなた本物ですね…。どうか早く沖縄へ行ってください…。


「オレ、バングラではもててもてて困ったんだよね。」(それはジャパンマネーの力では…?)
「沖縄でももてちゃいそうだけど、生徒はもうコリゴリだしな…」(あなた、中学生と恋愛する気ですか…?)


Mくんのおまけの話は次回、最終回で。


つづく

いつも同じ内容の話を繰り返すMくん。そして煮え切らないワタシ。

Mくんはある意味中学生女子のようなとこがあるので、きっと「任せときなよ、Mくん!!ワタシがCに気持ちを聞いてあげるよ~!」というセリフを期待していたのだろう…。でもゴメン、Mくん。Cの気持ちはとっくに聞いてしまっているんだ…。CはMくんのこと、全くの問題外、それどころかMくんが異動になればいいとすら言ってるんだよ…。


煮え切らないワタシに愛想をつかしたのか、その後Mくんからの電話の頻度は少なくなっていった。


MくんがCを好きになってから3ヶ月くらいが経ったと思う。久しぶりにMくんから電話がきた。大事な話があるから、MくんとMくんの友達、Cとワタシでご飯を食べようと言われた。……ジョナサンで。


約束の日、ジョナサンに行ったら、MくんとMくんの友達はもう来ていた。Cは仕事が終わったら来ると言っていた。

「今日、大事な話って何?」
「いやー、今日は記念すべき日になるよ。」
「記念すべき日?ついに諦めた?」
「ん?何を?」
「何ってCのこと諦めたの?」
「何言ってんだよ、Cとは今すっごいいい感じなんだよ。今日はついに告白するつもりでさー。みんなでご飯食べて、帰りにCを送っていくつもりだから、2人になったら告白するよー(満面の笑み)。」

倒れそうになった。告白したって玉砕するのは火を見るより明白だ。

「……いやー、それはやめといたほうがいいんじゃない?CはMくんと付き合う気ないんだよ。」
「えっ…?!」

Mくんはジョナサンで大好物のシーフードカレーを注文していたのだが、スプーンを持つ手が震え出した。

「CはMくんとは付き合えないって。今までMくんの電話で何度も(少なくとも30回は)やめたほうがいいんじゃないって言ったじゃん。告白しても気まずくなるだけだと思う。」

すると、Mくんの友達が…。

「なんやお前、言ってることとちゃうやん。オレ、こいつが『あと一息で付き合えそうなんだ、でもシャイな子だから、お前援護射撃してくれ』って言うから、新幹線で東京まで来て…。全部お前の勘違いやんか。」
「…………」
「ほんなら、コイツ、全く見込みなしなんやなぁ?」
「そうですね、残念ながら…。」
「…………………」

その後、Mくんのシーフードカレーは残されたままだった。あまりのショックで大好物のカレーも喉をとおらなくなってしまったらしい。


それにしてもなぜ?あれだけやんわりとCはMくんに気がないということを伝えていたのに…。その情報がいつの間にか180度転換して、CとMくんは付き合う寸前って…?どういう思考回路だ??


30分ほどして、Cがやって来た。MくんはCをにらみつけると「先帰る」とだけ言い残して去って行った。その態度にCはマジ切れして、「やっぱ子供っぽい。最悪~!!」と文句を言っていた。そりゃCにしてみれば、残業したうえに、急いでMくんの呼び出しに応じて駆けつけてみたら当のMくんはすぐ帰ってしまうし、何で?という思いだけがつのっていただろう。


つづく
その後、ほぼ毎日Mくんから電話がかかってくる日々が2ヶ月ほど続いた…。

ワタシはCはMくんのことを全く何とも思ってないと95%くらいは確信していたが、Cはけっこう乙女チックな子だったので、もしかしたらMくんのことを内心憎からず思っているにも関わらず、恥ずかしさから否定的なことを言ってるのかも…と5%くらいの確立で考えていた。

なぜならCは、「理想の人は…そうだなぁ~、王子さまみたいな人!守ってもらいたい~」と常日頃から口に出していた。28歳の女(彼女はワタシより少し年上だった)の言うセリフか?と仰天してしまった。そして守ってもらいたいって…何から??


Mくんは毎晩決まった時間に電話をしてきた。だいたい深夜0時ごろ。0時に電話が鳴ったらヤツだ。キチっと判を押したような生活をしている。

「きらり~、Cはオレのことどう思ってるんだろうな~?」
「さぁ~、いい人だとは思ってるかもしれないけど、恋愛対象としてはどうなんだろう…。」
「いい人かどうかはどうでもいいんだよ、恋愛対象かどうかが大事だよ。」
「そうだね…。でもCは前の彼氏といろいろ大変だったみたいだから、今は彼氏いらないみたいなんだよね…。」
「そんなぁ~!!オレ、どうしたらいいんだよ。今も職場で毎日顔合わせるのが辛くて辛くて…。」


この頃のワタシはバカだったので、Mくんの恋愛ラビリンスに一緒にハマってしまった。今だったら、どんなに頼まれても人の恋愛に首を突っ込むようなマネはしないけど…。


「うーん…。やっぱCとは仕事の付き合いもしてかなきゃいけないし、付き合うとかあんまり良くない気がしてきたなぁ…(←だいぶへタレなコメントだけど、意外と小心者なのでコレを言い出すまで一苦労だった)。」
「え―――っ!!なんでそんなこと言うんだよ、オレとCさんなら乗り越えられるよ、いや乗り越えてみせる!!」

……熱っ。


つづく
MくんはまだCを好きになってから2日くらいしか経っていないにも関わらず、あまりのせつなさから泣いてしまったそうだ。何がそんなにせつないのか、なぜそこまで酔えるのか不思議だったが、それは口に出さないでおいた。

ワタシはMくんの要請にしたがい、Cとの仲をとりもつ協力をする約束をして電話を切った(そうしなければきっと朝まで彼の恋バナを聞くはめになったろう)。


数日後、Cと会う機会があったので、さりげなくMくんのことを切り出してみた。

「この前のカラオケ、楽しかったねー。CとMくんてばすごい趣味がピッタリだったね。案外付き合ったらうまくいくんじゃないの?」
「イヤー!!かんべんしてよ、あたしにも選ぶ権利あるでしょ~?」

あれっ?Cは全然その気ナシ…?

「なんで?Mくん、ちょい熱いけど、真面目そうだしそんな悪い人じゃないんでないの?」
「うーん、あの人さぁ、生徒さんにはいい人だけど、ちょっと…」

詳しく聞いてみると、Mくんは仕事ではちょっとした困った人らしい。英会話スクールの本部の意向をスタッフ会議で伝えると、「なんでそんな!オレは従えない」とか、「なんでそんなことしなきゃいけないの?おかしいでしょ?」などと、本部の意向=Cの意見と思っているのか、ものすごく噛み付いてきて非常に仕事がやりにくいらしい。

「なんていうか…子供っぽいんだよね。そんなに文句があるなら、「M(彼の名前)塾」でも開いてやりたいように勝手にやってよって言いたいよ。」
「外国帰りだし、日本の会社で働いたことなかったから、まだ分かんないんじゃあないの?」
「それにしたって…。ホント、一緒に仕事したくな~い!いっつも気使わなきゃいけないし、できたら関わりたくないよ。ストレスたまるぅ~!」

かわいそ…Mくん。好かれてるどこかけっこう嫌われてるじゃん。


つづく



Mくんは携帯を持っていなかったので、いつも電話は家電を使っていた。なので、当時ワタシの家の家電にかけてくるような人はMくんくらいだった…(みんな携帯持ってたからね)。

Mくんは、なかなか話を切り出しにくいのか、くだらない話を1時間くらいしていた。


そして、ようやく本題。

Mくんは英会話学校のスタッフのC(=ワタシの友達)を好きになったと言う。

「あ~、そうなんだ、いいじゃん。でもY子さんはどうしたの?」

Mくんはつい先週まで、生徒のY子さんのことを好きだと言っていた。Y子さんはハッキリ言ってちょっと精神を病んでる人で、そのせいなのか人を不愉快にさせるひと言が余計な人だった。

「Y子はもうどうでもいいよ…。先週、お茶に誘ってドトールに行ったんだけど、コーヒーおごってあげたのに『ありがとう』のひと言もなくてさ。みんながY子を嫌がるわけがなんだか分かった」
「ふーん…」


Y子さんは、職場で妻子ある人と付き合っていて、Y子さん自身はその男性と結婚するつもりでいたようだが、結局相手の人は最初からそんな気もなかったようで、けっこうな修羅場になってしまったそうだ。Y子さんは辛くて会社を辞め、悔しさからその男性の家に無言電話をかけたりしていたらしい。これはY子さんから聞いた話だが、この人、ものすごく精神的に不安定でちょい虚言癖もあったのでどこまで本当かは分からない。


ちょい話はズレましたが…。

「この前、みんなでカラオケ行ったとき、きらりが、『アンタたち、すっごい気が合うね。付き合っちゃえば?』って言ったろ?それでなんか気になっちゃって…」
「へぇ…」

この電話の2日ほど前、スクールの人たちとカラオケに行った。するとMくんが歌うとCは『この歌好き好き!』と言い、Cが歌うと『コレ、いい歌だよね~!!』とMくんも聞き入っていた。この2人、聞いてる歌がほとんど一緒で、とても趣味が合うと言える。なので、『アンタたち、すっごい気が合うね。付き合っちゃえば?』と冗談で言ったのだが…。

そんなささいなことで、好きになってしまうMくんの純粋さ(おめでたさか?)が面白い気がしたし、Cも天真爛漫な子だったので、「この2人うまくいくかもな…」と思ったワタシだった。


つづく
ワタシがMくんと知り合ったのは、今から8年ほど前、某英会話スクールでのことだった。

Mくんのくわしい経歴は分からないけど、なんでも関西かどこかの外国語大で、ベンガル語だかなんだかを専攻して、卒業後バングラディッシュに海外青年協力隊として1年ほど赴任して、日本に帰ってきたそうで、ワタシが通っていた英会話スクールに講師としてやって来た。

しかし当時彼は28、9歳だったと思うけど、大学卒業後(留年してなかったら22歳?)、バングラ1年と微妙に計算が合わないが、あまり興味はなかったのであえてつっこまなかった。Mくんの空白の4年間(22→27)は不明。

彼の見た目はスポーツ(柔剣道とかしてそう)で、日焼けして、髪の毛はスポ刈、中肉中背、顔もまあまあ、そして英語も流暢、普通にしてればそこそこモテそうな人だった。

ワタシは彼のレッスンを受けたことはなかったが、その英会話スクールでは、初級クラスは日本人講師が教えることになっていたので、親切、丁寧に教えてくれると生徒さんたちからの評判もよかったようだ。

彼とは、スクールの飲み会や食事会で、近くの席になり、そのうちスクール以外でも遊びに行くようになった。

そして、ある時、Mくんが真剣な相談を持ちかけてきた…。


つづく
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